【フラワーホーン】おでこフラワーホーンとは
 
わずか数年前に偶然から生み出された"フラワーホーン"。その発祥と歴史、人気の理由を紹介します。

フラワーホーンが生まれたわけ
【フラワーホーン】マレーシアの池
*@マレーシアの池
【フラワーホーン】フラミンゴシクリッド
*Aフラミンゴ・シクリッド
【フラワーホーン】トリクマラートゥス
*Bトリマクラートゥス
【フラワーホーン】アクアラマ
*Cアクアラマの様子
【フラワーホーン】シャンレン社
*Dシャンレン社のフラワーホーン
【フラワーホーン】シャンレンカップ
*Eシャンレンカップの様子
【フラワーホーン】アクアリウムフェア
*Fアクアリウムフェア入賞魚
【フラワーホーン】幸運の象徴
*G幸運の象徴『赤い色彩』
【フラワーホーン】金運&愛情運上昇
*H金運&愛情運上昇『スポット』
フラワーホーンはマレーシアのブリーダーが所有する池(*1)に複数のアメリカンシクリッドが飼育されており、

その中から偶然にもノーマル体色のフラミンゴ・シクリッド(*A)とトリマクラートゥス(*B)がペアになり産卵に

至りました。生まれた仔魚の中にフラミンゴ・シクリッドの特徴である額のコブ(ホーン=角)とトリマクラートゥス

の特有のスポット模様(フラワー=花柄のスポット)を同時にもつ個体が含まれていました。さらにそこから複数

のシクリッドを交配させて、30cmを超える魚でありながら複数の色から構成された体色は美しく、体型や泳ぎ

には優雅さが感じられるフラワーホーンができました。フラワーホーンの正式名称は、マレーシアの華僑の間

で名付けられることが多く、『虎面』・『金佛』・『花羅漢』・『火神』・『火麒麟』・『虎面麒麟』・『珍珠花羅漢』など

が知られています。それぞれブリーダーの作出過程に由来する名前であり、タイプは微妙な違いがあり、それ

らをコレクションすることもフラワーホーンの楽しみの一つといえます。
フラワーホーンの歴史
 『フラワーホーン』という呼称が広く知られるようになったのは2001年シンガポールで行われた『アクアラマ』

(*C)が最初です。それから約半年で東南アジア諸国、台湾、香港などで大ブレイクしました。

シンガポールでは日本のコンビニ並みの数でフラワーホーン専門店が出来ました。それはタイ、マレーシア、

インドネシアでも同様で、それまでディスカスのブリーダーであった人も多く、たくさんのブリーダーやショップが

出現しました。しかしそれ以降、高品質のフラワーホーンが作れないブリーダーや安価なフラワーホーンを販売

していたショップは売ることが出来ず閉店を余儀なくされました。これは人気の下降ではなく、"量"より"質"で

あることが理解された結果でありました。日本では東南アジア諸国で人気が高まっていくに伴い、シャンレン社

のフラワーホーンのプロトタイプ(*D)が2001年6月頃に初輸入された後、徐々に紹介されるようになり、緩や

かなスピードですが注目度は高まっていき、本格的には熱帯魚シーズンが到来した2001年9月下旬から急

激に輸入量が増え、2002年秋に日本で初めてのフラワーホーンコンテストとなった『シャンレンカップ』(*E)が

開催されました。そして続けて翌年2003年5月に『第21回日本観賞魚フェア』、秋に『アクアリウムフェア』

(*F)でフラワーホーンコンテストがで開催されました。

今日、熱帯魚の価格は下降の一途をたどっており、熱帯魚の大きな魅力であった『高級感』はほぼないものの

ように扱われているのが現実です。しかし、生き物の飼育や熱帯魚の飼育というものは、やはり誰もが飼育で

きるものを飼育するより、唯一無二の個体を飼育する楽しさで満足感を得られるのです。その満足感を更に深

めるのがコンテストなりの集いで、自分の飼育している魚がどの程度の位置であるかを認識し、更なる飼育欲

に火がつくのです。まずは体高や迫力、色合い、斑紋などを注意深く見て選ぶことがフラワーホーンを楽しむ第

一歩になり、まだ始まったばかりの将来性豊かな魚を楽しめる環境を作っていくことがフラワーホーンの魅力な

のです。アジア諸国では、高品質のものだけが通用する時代がもう来ているのです。将来的に期待できる若い

成魚をじっくりと育てる環境、そして良質な餌を与えてあげることで自分が仕上げた美しい魚になり、飼育者の

期待に応えてくれるのもフラワーホーンの魅力、楽しみ方の1つです。
幸運をよぶ魚
フラワーホーンは観賞価値だけでブレイクしたのではありません。フラワーホーンのアゴ下から広がっている

赤い色彩(*G)は、マレーシアの華僑の間で『幸運の象徴』とされています。体側のブラックスポット(*H)には

金運上昇の意味が込められ、スポットの繋がった個体は『お金が繋がる=お金が入り続ける』といわれていま

す。また、ブラックスポットを取り囲むブルースポット(*H)は、愛情運を示すとされています。このようにフラワー

ホーンは、縁起のよい魚と捉えられています。実際にフラワーホーンを飼い始めたら幸運が舞い降りてきたと

いう話や火事を知らせてくれたなどの実話が人づてに広まったことからも大切に扱われています。そして、モン

キーフェイスと称される横顔は、赤く染まった頬に出っ張った額、突き出したアゴから『西遊記』に登場する

"孫悟空"をイメージさせることも人気に繋がっているようです。
 
 
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